2024/09/27 15:25


鉄不足について

鉄不足は、月経がある女性にかなりの確率で見られます。貧血症状があっても、血液検査

で貧血と診断されないと、鉄不足かどうかを診断する「フェリチン」を測定しない仕組みになっています。血液検査で貧血はないのに、鉄不足があって、体調がすぐれない方がとても多いです。それを『かくれ貧血』と言います。

鉄は赤血球に含まれており、赤血球は酸素や栄養を体の隅々に運びます。また、鉄は、食べ物から摂取した栄養素からエネルギーをつくるのに必要です。

 

1.鉄不足で起こる症状について

1. 疲れやすい、朝起きられない

2. 頭痛、肩こり、生理痛

3. 動悸、息切れ、めまい、ふらつき

4. むくみ

5. 爪が変形しやすい 抜け毛

6. イライラ、うつ

7. 寝つきが悪い

8. 湿疹ができやすい

.   口角炎、口内炎ができやすい

10  風邪ひきやすい、微熱が出やすい

11  胸が痛い

12.   のどが詰まった感じがする


2.鉄不足の診断について

血液検査で「フェリチン」という項目を測定して診断します。

通常の血液検査や健康診断、人間ドックでは測定しないので、栄養分析をしている

クリニックにご相談頂くか、フェリチンを測定できるか担当医に相談してください。

3.フェリチンの値について

  ・栄養学的には理想は80125です。

30以下なら、<重度の鉄不足>と診断します。

  ・10未満になると、鉄は赤血球の材料なので、新しい赤血球が作られなくなりますの

で、血液検査で<貧血>になってきます。

4.鉄不足の治療について

  貧血があれば保険診療で鉄剤の処方が可能ですが、鉄不足はあるが、貧血がない場合は

  自費診療で鉄のサプリメントが必要となります



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